2011年07月10日

たびココ ☆ おでかけチェックイン

もうひとつKNT!ネタです。
自社でGPSを使った位置ゲーム(位置ゲー)をリリースしました。


 「たびココ」は、旅行や出張、日々の通勤などユーザーのリアルな移動と、ゲームマップ上でのアバターのバーチャルな移動を融合して日本全国を制覇するゲーム(日本全国お宝探しの旅)です。自分が訪れた地域を地図上で塗りつぶしていく達成感、その土地限定のご当地アイテムやバーチャル土産などのレアアイテムを取得していく収集欲、さらにゲーム上でのアイテム交換や協力プレイ等によるユーザー同士の交流なども楽しみながら今までにないリアルとバーチャルが融合したゲームが展開されていきます。


ここでビジネスとしての検証を。
@まずなぜ今更なのかが良くわからない。
昨年の日経BPのランキングにもGPSを利用したゲーム(位置ゲー)が流行るとは書いてあったが、すでに乱立状態であり、今更感があります。誰が使うと想定しているのだろうかと。

A本業とのシナジーがあまり感じられない。
旅行→移動→GPSを使ったゲームというのは短絡的ながら、よく使われるし、親和性が高いものと思います。過去よりリアルでもスタンプラリーとかオリエンテーリングという活動があったわけですから。
このゲームは、残念ながらあまり「リアルな旅行の楽しみとの接点」という点はあまり感じられません。塗りつぶし地図とか、旅先現地の情報紹介とか旅行素材の販売とかKNT!だからこそできることを表出すべきなのに、ゲームとしての枠にはまろうとしている。
またゲームとしてなら、高度化が進む位置ゲーの中、@の話ではないが今更なんで?というところに行きついてしまう。

Bソーシャルっぽくない。
交流要素が少ない。なんか出会いであったり、イベントであったりそういうのに出くわして、色々とゲームや人との接点が広がってくる筈なのに、あまりそういった感覚が感じられない。
また、最近の位置ゲーはつながる情報発信用共通インフラ(たとえばGree、モバゲー、Mixi、Facebook、Twitterなど)との接続を容易にしようとしており、それによって普段使っているインフラの延長線でゲームも利用するという構図が成り立っていると思う。
チェックイン機能とか付いているSNSなんて今ではどこでも標準的に持っているのだからそれとの違いまたは接続容易性を考慮すべきだったと思う。


チェックインポイントは観光性の高いところだけにすればいいのにとか、書き始めるとまだまだあるのですが、KNT!という旅行会社が始めるにはちょっと利用対象者の想定が甘いし、ゲームの内容自体も先行している位置ゲーム専門の他社のゲーム(たとえばコロプラ)と比べ脆弱。
改善の余地をもっているならいいのですが、これを使って何を進めたいのかをはっきりしないと明らかにこのままだと無駄にお金の投下を続けて、クロージングも出来ずに失敗すると思います。もっと社内の位置ゲー愛好者とかネットでの観光情報の交流に詳しい人を集めて、てこ入れを頑張ってほしいと思います。
posted by soman at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行業界の最新動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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